総製作費15億円! 史上最高のキャスト&スタッフ陣!! 過去に例を見ない超絶ロケ!!!
本作『IRIS』は、総製作費が15億円という巨大なスケールで制作され、その出来栄えからも「韓国でも10年に一度の大作」として呼び声が高い作品です。
この大作の主人公を演じるのは、イ・ビョンホン。 昨年日本でも公開された映画『グッド バッド ウィアード』『I come...』『G.I.ジョー』で主演をつとめた彼が、6年ぶりに参加したドラマが、この『IRIS』です。
また共演陣も、韓国人気No.1女優のキム・テヒや、コミカルな演技からシリアスな役まで幅広い役をこなす実力派俳優のチョン・ジュノをはじめ、超一流の俳優陣が勢ぞろいしています。
監督は『このろくでなしの愛』で2006年の百想芸術大賞 新人演出賞、2006アジアTV最優秀作品賞を受賞した、キム・ギュテ監督。そして脚本は、韓国最高の脚本家、キム・ヒョンジュン。自分の名前を『IRIS』の主人公の名前にしている事からも、この作品に対する意気込みが伺えます。
そしてロケも豪華。日本、ハンガリーの海外ロケだけでなく、市や警察庁の協力のもと、ソウル市街地ど真ん中での異例なロケを敢行するなど、全てに置いて、超弩級の作品になっています。
一瞬たりとも目が離せないスピーディな展開。そして最後の5分に驚きの…
『IRIS』は非常にスピーディーに展開していく作品。 ちょっと席を外して飲み物でも…と思っているうちに「あれ? なんでこうなってるの?」ということもしばしば。放送が始まる前に用事は全てを済ませ、さらに、是非手元にはメモ帳を用意し、人物の動きに注意しながらご覧下さい。
そして『IRIS』は毎回必ず、最後の5分で「えっ!?」と思わせる、大きな展開があります。このラストは本当に見逃せません。
まずは「ヒョンジュン」「スンヒ」「サウ」の3人を憶えろ!
『IRIS』は登場する主要人物が非常に多いため、まずはその人物を憶えるのが大変。まずはとにかく、この3人を憶えてください。イ・ビョンホン演じるNSSの最精鋭要員、キム・ヒョンジュン。キム・テヒ演じる最高のプロファイラー、チェ・スンヒ。チョン・ジュノ演じるNSSのエリート要員、チン・サウ。 この3人の関係が、実は最後まで物語の主軸となっていきます。
危険なまでに描き込む「南北朝鮮の政治分断」
この作品は、南北に分断した朝鮮半島について、スリリングに描いています。朝鮮半島は現在、北緯38度線を挟み、北側に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、南側に大韓民国(韓国)が存在します。元々同じ国だった民族が歴史的理由から分断国家となり、かたや社会主義、かたや民主主義の国家を営んでいる現状があります。 この政治的な側面について『IRIS』は、危険なまでに鋭く描いています。 ヒョンジュンが在籍する韓国の国家安全局・NSS、そして韓国の政府組織である青瓦台(せいがだい)、北朝鮮の組織の動きには目が離せません。
韓国ドラマの“お約束”(?)
多くの韓国ドラマの特徴として「因果関係」が大きなキーワードとして挙げられます。例えば主人公の出生の秘密が衝撃的だったりと、ほぼ全てのドラマでこの因果関係というテーマが扱われるのが韓国ドラマの特徴のようです。『IRIS』でも、キム・ヒョンジュンの両親の因果関係が大きく関与してきます。また、「男女の三角関係」というのも、韓国ドラマの大きな特徴になっています。
しかし『IRIS』の新しいところは、これらの“お約束”を踏襲しつつも、新しい機軸を打ち出しているところです。恋愛ドラマ?と思いつつ、途中から大きく社会派ドラマへ舵を切っていく様子は、圧巻です。
そしてタイトルの“IRIS”とは?
さて、本作のタイトルにもなっている“IRIS”とは、何でしょう? ちょっと調べると、ギリシア神話に登場する虹の女神であったり、アヤメ科の植物であったり…。 アイリスとは何か。これについては序盤の大きなテーマになってきます。 そして、中盤から後半にかけて、アイリスの“中”が、気になっていく構成になっています。これ以上はネタバレ。是非本編をお楽しみ下さい。 .. |