同名の人気漫画が原作のSBS新ドラマ『大物』で、 コ・ヒョンジョンが韓国初の女性大統領に扮する。
初回放送を6日に控え、先月29日に制作発表会が行われ、コ・ヒョンジョンとクォン・サンウ、チャ・インピョの3人が顔をそろえた。
ドラマは、女子アナウンサーのソ・ヘリム(コ・ヒョンジョン)が人生の苦難を乗り越え初の女性大統領となる過程を描く。 コ・ヒョンジョンは、女性大統領への転身に期待を示した。撮影に入る前はかなり心配もしたが、頼もしい監督のおかげで順調に撮影しているといい、「ドラマという良い媒体を利用して、皆さんの心をすかっとさせることができたら」と話した。演じるヘリムは、力のない者が苦しむ不合理な現実に、世の中を変えようと大統領の職に挑む。「せりふがとてもストレートで面白い。本当に政治家になったら言えないだろう言葉を、ヘリムは言ってのける。胸のうちを思い切りぶつけるシーンがたくさんあります」と紹介した。
最近は女性刑事や野心家のキャラクターなどさまざまな役を演じているが、「もう40歳になるので、今まで演じた、か弱くて清純な役には引かれない。今の年齢を楽しめる役が演じたい」と今後の活動にも意欲を示した。
クォン・サンウは、ヘリムをサポートするハドヤを演じる。元不良の検事だが、父親が政界の陰謀で殺害されたことで辞職し、ヘリムを大統領にするため立ち上がる。
難しく退屈な政治の話を、面白く膨らませているドラマだと紹介。共演者が真剣な演技を見せているなかで、「格好いい役どころのはずが、今のところ自分1人でコメディばかり演じている」と笑わせた。 一方、チャ・インピョは、クォン・サンウ演じるハドヤのライバルで、次期大統領の座を狙うエリート政治家のカン・テサンを演じる。国会の対政府質問や公聴会、政治家の演説などを見て、役作りの参考にしているという。自身もこれまで数度にわたり国会議員出馬の打診を受けたが、「自分にはまだ国民を愛し、国民に仕える準備はできていない」と固辞したと明かした。
また、元祖「モムチャン」(肉体美)俳優だと自己紹介し、肉体美で知られるクォン・サンウとの共演が決まり、腹筋対決をするのだろうと思っていたが、残念なことに国会議員役のため難しいようだと話し、「(対決せずに済んで)クォン・サンウは運が良い」と、会場を沸かせる一幕もあった。
|