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ホーム > 観光スポット > 王朝時代の遺跡 > 徳寿宮(トクスグン)
王朝時代の遺跡
 
徳寿宮(トクスグン)
朝鮮王朝末期、激動の時代を見守ってきた王宮だが韓国初の西洋風の建築である石造殿が見
もの。
朝鮮時代第9代国王・成宗が1470年に建てられた五つの宮殿の一つ。文禄の役により景福宮と
昌徳宮が火事で焼失したため、当時の第14代国王宣祖が王宮として使われるようになりました。
徳寿宮が宮殿としての顔を持つようになったのは光海君(1575-1641)が即位して1611年慶運宮と
名付けてからのことで、その後、名前を徳寿宮と直したという経緯を持つ場所です。

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朝鮮王朝末期には日本、ロシアなどが、朝鮮国家の主権を奪おうとする激しい政治的争いが展開された場所として、1897年、第26代国王高宗は、ここで大韓帝国宣布をし、大韓帝国の皇帝となりました。
1905年、この場所で伊藤博文が、朝鮮国家の外交権を奪う内容の「保護条約」を強制的に調印させました。
このとき、最後まで抵抗した第26代国王高宗は、1907年、日本によって強制退位させられてしまいます。1910年、ここで、日韓併合条約の調印が行われました。
高宗は、1919年に亡くなるまで、悲痛な晩年をこの場所で過ごしました。近代以降に政治の中心となったため、他の王宮にはない西洋風建築物も建てられています。


大漢門(テハン厶ン)
大漢門は、現在、徳寿宮の正門ではあるがもともとは徳寿宮の正門ではなく宮殿の東門でありました。
本来の名前も今の大漢門でもなく大安門(テアンムン)呼ばれいましたが、1904年の大火災の後、1906年7月に再建された際に大漢門と名づけられ、以来事実上の徳寿宮の正門となりました。本来の徳寿宮の正門は仁化門(イナムン)であり、現在の中和門の前の所で、現在の大漢門も1960年代、大漢門前の太平路(テピョンノ)拡張工事にともない後ろに約14mずらされたのであります。


中和殿(チュンファジョン):宝物819号
中和殿はもともと1階建てだったわけではないですが、光武8年(1904年)に火災で焼失した後、1906年に1階建てに再建され、今に至っています。
中和殿は高宗帝王が1897年にロシア公館から徳寿宮に移った後、在位中に朝会をする正殿として使用されていた所でもあります。中和殿の前には朝延会議やそのほかの儀式を行なう際、文武百官が地位によって立つところを記した品階石が左右に並べられています。
大きくて幅の広い石の基壇は2段になっており、そのうえに築かれた建物は正面5間、側面4間の規模で王の即位式、家礼式、外国使臣の歓迎儀式、朝賀礼儀式など公式行事が行われた場所。
内部には皇帝が座る玉座があり、後ろには日月五獄屏風(イルウォロアッピョンプン)などが置かれています。また内部の天井には竜が刻まれているが、王とは品格が異なる皇帝の権威を象徴しています。


昔御堂(ソゴダン)
朝鮮第14代王の宣祖(ソンジョ)が文禄慶長の役で義州の避難先から還都し、漢陽に戻って来てから16年間も暮らした場所として昔御堂の名前も「昔、王がいらした家」という意味合いが含まれています。昔御堂は宮殿にある建物としては珍しく2階建ての飾りがない民間風の建築様式で彩色が施されてないのが特徴です。


石造殿(ソクチョジョン)
石造殿は、大韓帝国の時代に外国からの使者を接見していたところで1900年に着工されましたが1905年に日本に主導権が渡り1910年に完成しました。
静観軒とともに現在、徳寿宮の内に残っている西洋式建物として面積1,247坪の御影石でできた石造建物。
建物の外観は19世紀初めにヨーロッパで流行した新古典主義様式をまねしたもので前面にある柱の上の部分はイオニア式で処理されており、室内はロココ風に裝飾されています。
独立後には朝鮮半島の将来を論議するために開催された米ソ共同委員会の最初の予備会談が行われた会議場でしたが、現在では文化財庁宮中遺物博物館として使用されています。


D/A/T/A
 場所  地下鉄2号線 市庁駅1番出口から徒歩3分
 電話番号  02-771-9952
 開園/館時間   3月~10月(平日)           9:00~18:00(入場は17:00まで)
 (土、日、祝日)              9:00~19:00(入場は18:00まで)
 11月~2月(曜日問わず)   9:00~17:30(入場は16:30まで)
 休日  毎週月曜日(ただし祝日と重なった場合は開館)
 入場料  *価格はお問い合わせ下さい。
 日本語無料ガイド  日本語無料ガイド案内を希望する方は電話(02-771-9952)
 またはホームページから予約。
 王宮守門将交代式  ※毎年3月より開催(毎週月曜日、雨天、酷寒日を除く)
 
 
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