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5年後、「ウォンハルモニボッサム」の名前は店の正式名称として使われるようになります。ご紹介する「清渓8街本店」は、まさに「ウォンハルモニボッサム」の発祥の地。新築されたばかりのおしゃれな店内は昔の面影と現在の機能を生かした空間です。 | |
窓の外は笹やすだれで目隠しをして外の喧噪を忘れさせ、黒木の梁と韓紙のライト、天井の高い開放的な空間、そして厨房上に貼られた数枚のモノクロ写真は改築以前の食堂時代を偲ばせます。 そうかと思うと韓国には珍しく「子供椅子」も用意されていて、 店のシンボル・ハルモニマークの黒エプロンを掛けた従業員達は現在もハルモニの真心を受け継いでいくよう教育されています。 |
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大皿に盛られた豚肉に負けない存在感のボッサムキムチは、「ボッサム」を店の名前にして恥じない事がこの店の売りです。 ある韓国人から「韓国では、キムチが美味しい店の料理は旨いんだよ。」と教わりましたが、ドーム型に盛られたボッサムキムチは万人受けする真似の出来ない旨さです。 |
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大皿(2人分基本)に、茹でた後でも肉の甘みと程よい脂身とが残りスライスされた豚肉、水分を良く切った温かい木綿豆腐と半球ボッサム、きゅうりと人参スティック、韓国ではお馴染みの葉野菜が盛られて出て来ます。 食べ方は豚肉や豆腐をボッサムキムチで巻いてそのままでも、お好みで一緒に出された小海老の塩辛入り味噌やコチュジャン、にんにくや青唐辛子も入れて頂きます。 肉料理と謳(うた)っても他店からも引けを取らない肉のボリュームとこだわりですが、メインは豆腐や豚肉を包んだボッサムだ・・・と納得させられてしまうから、不思議です。 | |
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この食べ方は半世紀以上前、キムチの漬け込みをしていた人々の労をねぎらって、主(あるじ)が長い冬の間に不足しがちな栄養を豚肉を茹でて使って、即席でキムチと和えて町の宴会で出したことが始まりだと聞きました。 一緒に出された透明のもやしスープも温かいのですが、茹で豚肉と木綿豆腐の邪魔はしません。 ソンシボッサムを食べ始めるとついつい手と胃袋が休まる暇もなく動いてしまいますから、このスープも店のこだわりなのでしょう。全ての組み合わせがベストマッチの一品です。 |
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中華料理にも見える盛りつけは、麺を中心にしてレタス・紫キャベツ・荏胡麻の葉・きゅうり・キャベツ・人参で彩られています。しこしこの麺をハサミで切ってから、既に掛けられているさわやかな酸味のソースと野菜をチョッカラ(韓国の銀色の平箸)でかき混ぜます。 ソースがかかっているのにそれぞれの野菜の味が口の中で広がる「チェンバンムチムミョン」。「切った麺と千切りの野菜」と「巻いて食べるソンシボッサム」、二つの食感の違いもお楽しみ下さい。 | |
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「ウォンハルモニボッサム」には2種類のネンミョンがあります。氷と水が無い分、コチュジャン・ニンニク・酢などの赤い味噌で食べる「ビビンチョルネンミョン」、氷と水・キムチの汁等を使った冷たいスープがさっぱりした「ムルネンミョン」です。 写真は「ムルネンミョン」ですが、最初はたまごや梨をちょっとどかしてコチュジャンと麺だけで味わい、その後に氷も水も全部を混ぜて食べれば2種類を味わえます。 | |
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「ウォンハルモニボッサム」に行ってもしも食べ切れなかったら、「サ ジュセヨ~(包んでください)!」とお願いすれば、残りは持ち帰れる様にしてくれます。 全てのお皿に描かれたこの店のシンボルマークのおばあちゃんは、今はお店に出ていなくてもお客様の美味しそうに食べる姿をにこやかに見守ってくれています。 そのウォンおばあちゃんは・・・もちろん、今もご健在だそうです。 |
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D/A/T/A |
場所 |
新設洞(シンセルドン) |
主なメニューと価額 |
営業時間 |
10:00 ~ 23:00 |
ボッサム盛り合わせ(3人前) |
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ソンシボッサム(2人前) |
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シコシコ豚足(2人前) |
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チェンバンムチムミョン |
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クズネンミョン(冷麺) |
| *価格はお問い合わせ下さい。 |
ビックアップ |
不可 |
休業日 |
旧正月、旧お盆 |
日本語 |
不可 |
支払い |
信用カード&韓国ウォン | | |
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