世界各国から訪れた海外旅行者が他のどの博物館よりも目に付きます。だからこそ海外観光客がじっくりと鑑賞できるように、MP3導入の音声サービスも充実しているし、3つのテーマで分けられた広い館内を歩き疲れたら、すぐに休めるように休憩コーナーも沢山あるので、時間をかけてゆっくり見ることが出来ます。 1時間程度かけて一通り館内を回り終わってみると、こうした細心のサービスの裏には展示物を海外観光客にもよく見てもらいたいという思いが込められているのが良く伝わってきます。 |
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韓国の古代先史時代から三国時代、朝鮮時代にあった文化、文明が、テーマ別に細かく復元してある中には、三国の王室衣装や、世界最古の木管印刷の道具が展示されていたり、細かい部分まで手が込んだ人形や模型で復元された生活風景や都の風景が、当時の生活を活き活きと表現していたりと見物満載になっていて思わず時間が経つのを忘れる程です。 | |
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特にキムチを付ける人形の風景は世界のキムチとなった今、その昔ながらの製造過程に高い興味が寄せられ、いつまでも観覧客の足をひきとめていました。 充実した展示物が観光客の目を引き付けている場面が多々ある中、先史時代の農耕技術に見る人類の知恵や、ドラマ「チャングム」で見るような王の食べた食卓が再現されている食文化の展示物には |
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その食の豊かさと、美しさに圧倒され見ているだけで喉がうなるような光景や、三国時代の織物、金細工などの装飾品、焼き物の工房等、非常に高度に発達している生活技術に驚くと同時に、どれも社会の教科書に出ていたような服装や風景で、親近感を感じざるを終えないそんな展示物の数々に、日本の文明のルートは間違いなくここにあると改めて確信する時間となるのではないかと思います。 | |
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展示物の古さが強調される日本の博物館に比べ、復元物を通して古くから発達していた技術を展示すると言った印象のあるこの国立民族博物館は民族の優秀性を誇り、その子孫であることを誇る韓国国民の強い民族性とともに、日本と深い関係は1世紀2世紀の間だけのことではないと感じることのできる所なので、一度訪れてみる価値は高いのではないでしょうか。 | |
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D/A/T/A |
場所 |
地下鉄3号線 景福宮駅5番出口から徒歩5分 |
電話番号 |
02-734-1346 |
開園/館時間 |
3月~10月(平日) |
9:00~18:00 |
11月~2月(曜日問わず) |
9:00~16:00 | |
休日 |
1月1日、毎週火曜日 |
入場料 |
*価格はお問い合わせ下さい。 |
日本語音声ガイド 使用料 |
*価格はお問い合わせ下さい。 | | |