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スタジオジブリ「3Dもいつかは飽きる…手描きアニメで昔を守る」 |
「家族の大事、自然の美しさなど、時代を超越して共感できる内容を入れました」(米林宏昌) 「すべてのものがデジタル化された世の中でどこまで手作業でできるか挑戦するつもりです。3Dアニメーションは作りません」(鈴木敏夫)--。 日本アニメーションの代名詞であるスタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」の監督米林宏昌氏(37)とプロデューサー鈴木敏夫氏(62)に20日、東京スタジオジブリで会った。米林監督は「大量消費社会に対する不信が濃い原作と違い、主人公アリエッティと人間の少年翔が心の交流をしながら成長する過程を表現した」と明らかにした。 ◆小人族と人間の出会い=「借りぐらしのアリエッティ」は人々の品物を密かに借りて暮らす小人族の世界があるという設定で出発する。初めて人間の世の中に作業に出た身長10センチの少女アリエッティが心臓が悪く、療養に来た翔に会った後で起こる冒険を描いた。イギリスの作家マリーボタンの小説「The Borrowers」(1952)の舞台を現代日本に移した。 米林氏は今回の作品で「アニメーションの名家」ジブリの最年少監督になった。1996年に入社した彼は「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などで作画を担当してきた。ジブリの顔である宮崎駿氏(69)が40年以上夢見て来た作品を彼に任せると、スタジオ内外で「駿が指名した後継者」という話さえ出た。 しかしいざ本人は「後継者と呼ばれるのは困ります。宮崎さんが書いてくれた脚本に大きな影響を受けたんです。今回も人間と人間の関係を描く方が人々にもっと身近に伝わると助言してくださったんです」と謙遜した。 彼は作画家出身らしく緻密な描写に重さを加えた。作品の設定によって「小人の目で眺める世界を映画にしようと努力した」と言った。木の葉の端、煙瓦の端が欠けた部分などを滑らかにならず粗く表現したのもこのためだ。 ◆3Dの代わりに手作業=「借りぐらしのアリエッティ」は場面一つ一つを手で描くセルアニメーション技法を受け継いでいる。このごろ映画界の大勢である3Dと距離が遠い。それでもプロデューサー、鈴木敏夫氏は「ジブリも宮崎駿も3Dをする気持ちが全然ない」と念を押した。「3Dが素晴らしいのは事実でもいつかはイヤになるんです。ジブリのセールスポイントは“昔を守る”です。人が直接、手で描いたという点を、観客も感じます」 彼は宮崎氏と一緒にジブリのすべての作品を一緒に企画してきた実力者だ。韓国アニメーション業界に一言助言を頼んだ。「私たちは日本で、日本を舞台に、日本の作品を作っています。韓国も韓国を舞台で韓国の作品を作ってください」 日本で公開3週目で観客300万人を超えた「借りぐらしのアリエッティ」は来月9日、国内封切りする。 |
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