MBC(文化放送)月火曜ドラマ「同伊(トンイ)」に出演中のキム・ヘソンが元所属事務所代表から暴行を受けていたことが明らかになった。
キム・ヘソンが昨年3月、元所属事務所に専属契約の解約を要求し、「ドラマ出演料未支払い分、暴行による慰謝料などのため専属契約金を返還する義務がない」として訴訟を起こしていたことが、裁判所の審理過程で明らかになったのだ。
一方、所属事務所A社は「専属契約金2億ウォン(約1500万円)、活動費用1億5000万ウォンを合わせた金額の3倍を賠償すべき」と対抗している。
ソウル中央地裁は16日、キム・ヘソンが起こした債務簿存在確認請求訴訟で原告一部勝訴判決を下した。裁判所は「所属事務所代表は昨年、キム・ヘソンを暴行し、傷害を負わせるなど、信頼関係を傷つけた。これに対し当事者はいつでも契約を解約することができる」と判示した。
ただ、裁判所は「専属契約金は契約上の義務を誠実に履行するという意味で支払われたものであり、A社がキム・ヘソンに出演料を支払わなかったとは見なすことはできない。キム・ヘソンはA社に専属契約金2億ウォンを支払う義務がある。しかし代表が暴行し、契約解約の理由がA社にあるだけに、キム・ヘソンは活動費用1億5000万ウォンまで支払う義務はない」と明らかにした。 |