国民とともにある国会『国会議事堂』
「国民とともにある国会」をキャッチフレーズに、1998年から開放を決めた国会議事
堂。ダイナミックに動いてゆく韓国政治の現場を見に行こう!
1973年に竣工した、大理石と花崗岩で造られたどっしりとした建物。ここ国会議事堂
は 韓国のマンハッタンとも呼ばれる、汝い島という漢江の中州に建てられています。
その敷地約10万坪には、議事堂のほかに国会図書館、議員会館、議員厚生館、憲政
資料室などが点在しています。
"円満な解決の帰結"を表す、緑色のドーム型の屋根が印象的。
議事堂の本館は正面に幅50mの花崗岩階段があり、高さ32.5m、 24個の柱と大型ドム、地下2階から地上8階に構成されています。
24個の柱は国民の多様な意見を意味し、
大型ドムは国民の意見を賛否両論を聞いて1つの結論を下すとの議会民主政治の本質を象徴します。
建物の手前はきれいに整備され、広々とした芝生が気持ちよく、自由に散歩することが出来ます。
入り口近くに、厄払いや正義、吉を象徴し、また善悪を判断する動物として現在も宮殿の正門や土地の境界線設置されている"ヘテ"という韓国の伝説の動物の像が建っています。
そしてその下には、南北統一が叶った際に、南北の国会議員が共に統一を祝うための300本のシャンペンが安置されているとか。
国の未来を描きだしてゆく国会議事堂には、南北統一への想いも秘められているようです。
議事堂は天井まで吹き抜けになっており、緑のドームも内側から眺めることが出来ます。
階ごとにぐるりと一周する廊下があり、2階の廊下の壁には、韓国現代史を概観できる解説つきのパネルの展示があります。各時代を象徴する一枚一枚の写真は見ごたえがあります。
続いて実際に国会が開かれる部屋に入ると、韓国の国花ムグンファ(むくげの花)の中に「 國 」の字を組み合わせた 大韓民国国会のエンブレムが目に飛び込んできます。
議長席、国会事務所長席、議事局長席、速記席と並び、天井に目を移すと1年365日一生懸命働きましょうという意味が込められ、365個の電灯が設置されています。
国会議事堂を観覧してみよう!
観覧にはインターネットでの事前予約が必要です。申請は観覧希望日の3カ月前から3日前まで受け付けており、申請には国会ホームページへの会員登録が必要で、登録外国人の場合は外国人登録番号による本人確認、非登録外国人の場合は仮登録1週間以内に身分証明書(パスポート・運転免許証等)のコピーをFAX(02-778-3378)で送信する必要があります。なお、外国人でインターネットでの申請が困難な場合は、電話での予約も受け付けています。ただし、予約・観覧の際の案内・説明はすべて韓国語です。
観覧可能時間
>平日9:00~18:00(17:00まで入場可能)
*土日は訪問者センター、憲政記念館のみ9:00~17:00。国会議事堂は休館。
・祝日はすべての施設が休館となります。
観覧経路
>訪問者センター(10分前までに集合)→憲政記念館→本会議場4階傍聴席→4階展示コーナー→国会議事堂後門案内室(解散)
観覧時間
>憲政記念館:約1時間/国会議事堂:約40分
料金
>無料
電話番号>02-788-3656/3664
FAX番号
>02-788-3572
ホームページ
>http://www.assembly.go.kr (韓国語・英語)