先程もちらっとご紹介しましたが、こちら『海東龍宮寺』は釜山の中心部から北東の機張という所にあります。海雲台(ヘウンデ)から車やバスに乗り、松亭(ソンジョン)を過ぎしばらくいくと『龍宮寺』の入口が見えてきます。
“一つの願いを必ず叶える”という言い伝えがあるこの寺ですが、昔は『普門寺』という名前だったそうです。1974年に晸菴和尚がこの寺を観音道場にする事を願い、何日も祈り続けたら、ちょうど100日目に龍に乗った白衣の観音様が現れたんだそうです。それ以来、名前を『海東龍宮寺』に変え、誰でも心から祈ろさえすれば必ず一つの願いを叶えてくれるという言い伝えが出来ました。この素敵な話を聞いて、参拝客が後を絶ちません。
『海東龍宮寺』に行くまでの道には野菜や海産物、ワカメ、昆布、海苔などを売る露天がぎっしり並んでいます。特におばあさん達の手作りのおかずが美味だと聞きましたよ。そして『龍宮寺』の入口を守っている
十二支の像たち。韓国も日本同様に十二支があります。ここでは自分の干支の像と一緒に写真を撮るのがお馴染みの様ですが、他にも自分の干支の像にに手を合わせて拝んだり、触ったりとして行く人たちもいましたよ。どっちにしろ素通りは出来ない場所ですね。
道をずーっと歩いて行くと歴史の説明などが書いてある看板があります。そして入口付近には
十二支神像が彫られた石塔が見えてきます。これは交通安全を祈る塔なんだそうですよ。
黄金に輝く龍の柱の門をくぐると、『龍宮寺』はすぐそこです。。。と、言いたいところですが、まだです(・∀・)門をくぐって歩いて行くと
“得男佛”と書かれた像があります。おなかが真ん丸くふくれて、黒ずんでいますね。実はこれ、
触ると男の子が授かると言われている像なんです。男児を授かることを願ってる人は勿論、そうじゃない人たちも興味本位で触っていきます。そして、そこを通り過ぎると視界が開けてきます。そこにはやっと!!!ではなく長~い階段が登場。階段の段数はなんと
108段!この108という数字は人間の煩悩の数と言われているらしく、この階段を下りきると
煩悩を忘れ心安らかになり、寿命が延びると言われているんだそうですよ。みなさん、余計なことは考えず、足元注意しながら降りて下さいね!
長い階段を下ると海辺をキレイな景色が見え、ひたすら歩いて行きます。苦労した後の景色は絶景ですよね。途中に小さな池のようなところがあり、その真ん中にカゴを抱えた像が立っています。みなさん、
その像が抱えているカゴ目掛けてコインを投げてお願い事をするんだそうです。でも遠くてなかなか入らないみたいですよ^^;;意外と難しいんですね。
萬福門
本堂の前の広場
地下へと続く謎の階段
階段を下りた中は薄暗い
何かが備えてある様です
名前にも入っている龍が寺を守っている様
本堂の大雄殿
名称不明。にこやかに笑っています。
龍宮壇
座ってお参り出来る様に敷物が敷いて
あります
龍宮寺から見る景色は絶景
いかがでしたか?
韓国旅行といっても巡る場所によってさまざまな体験が出来ます。ここでは珍しい海寺を拝みに、そこから絶景を眺め、美味しい空気を吸い、歴史に触れるソウル旅行とは一味違う旅を味わえます。田舎を楽しみたい方、海辺が好きな方、癒しを求める方、様々な方にお楽しみ頂けるここ『海東龍宮寺』。
興味のある方は是非、いらしてみて下さい(*^-^*)
釜山旅行で素敵な思い出を・・・。