日本人の嗜好に合わせた焼肉店
韓国には、おいしい食べ物が満載ですが、その中でも特に焼肉は外せない一品です。『火爐妍』ではロースやカルビなどの定番物もありますが、日本人の嗜好に合わせて、ゆずたれがあったり、日本風にレモンを絞って食べる塩タンがあったりと他では味わえないものがあります。しかし、ここは韓国!丸テッチャンやミノなどのホルモン類も自慢の一品です。そして、もうひとつの特徴はクヌギを材料とした炭、いわゆる切り炭を利用していることです。炭火焼と言っても、おが炭(成型炭)を使用している所が多い中、ここ『火爐妍』は火力が強く、長時間持続する焼肉するときには、もってこいの切り炭を使用しているのも特徴です。、火力の強い火で旨味を閉じ込めておいしく食べてもらおうという気配りがうれしいですね。
明洞駅と乙支路入口駅の間に位置
『火爐妍』は、韓国ソウル一の繁華街明洞にあり、
地下鉄4号線明洞駅から徒歩5分なのですが、明洞でも乙支路入口よりに位置しているので
地下鉄2号線乙支路入口駅から行くと便利です。また、ここ『火爐妍』の店員さんは全員、
日本語、
中国語、
英語のいずれかを話す事ができるので日本人も安心して行けるお店です。また近くには
NANTA(明洞劇場)や
ミュージック・コリアなどがあります。
少人数から大人数まで対応
『火爐妍』では
一階がテーブル席、
二階・三階が座敷席となっていて、二階の座敷は小部屋が9室あるのですが、仕切られているふすまを外すといろんな広さに変えられるので、
どんな人数にも対応できるようになっています。また、三階の座敷は大人数の団体にも対応できる大部屋となっているので、団体旅行者にも充分対応できます。そして、西洋人にはテーブル席、東洋人には座敷でもテーブルでも好きな方で提供しているそうです。また
『火爐妍』では、全てのお肉は店員さんが、
ちょうどいい具合に焼いてくれるので焦がす心配もありません。
網も焦げたらすぐに替えてくれますし、お肉も焼けたらきのこなどの上にのせ焦げないように配慮してくれるところがうれしいですね。では、そろそろお肉たちの紹介といきましょう。
『火爐妍』の代表選手・ミノとテッチャン
テッチャン(大腸)
ミノ(ヤン)ここ
『火爐妍』のお勧めは、なんと言っても『火爐妍』特性のヤンニョンに漬け込んだ
ミノ(ヤン)と
テッチャン(テチャン)です。特にテッチャン(大腸)は
コラーゲンたっぷりの一品として女性から大人気です。日本のテッチャンのように切り開いていないので、脂が落ち過ぎず、とてもジューシーです。またミノは、
牛の一番目の胃といわれる部分で、
脂肪、
コレステロールが全くなく、
たんぱく質・
ビタミン・
必須アミノ酸などの
栄養が豊富です。また昔の文献“本草網目”や“東医宝監”では
、「精力と元気を引き立て膵臓と胃を丈夫にし、糖尿または体の中の毒素を解消するのに効能がある」と記述されていて、その他の効用としては
腸内の解毒と殺菌、
利尿効果、
疲労回復、
美容効果、
骨粗鬆症などに効き目があると言われています。
いろんな味で召し上がれ*^^*
『火爐妍』のサブメインをご紹介しましょう。韓国と言えばヤンニョン(たれ)に漬け込まれているカルビが多い中、ここ『火爐妍』ではヤンニョンに漬け込まれていない
生カルビを食べることができます。
柚子たれに付けて食べてもいいし、
お塩をちょこっと付けて食べてもおいしいし、
韓国王道の食べ方、サンチュに包んでたべてもこれまた最高です!そして、やはり韓国と言えば忘れてはいけないヤンニョンに漬けられた
味付きカルビ。表面に切込みが入れられてるので、そこからヤンニョンが染み込み柔らかくてジューシーです。もうひとつ日本人の大好きな
ロースも忘れてはいけません。やはり日本人が80%を占める
『火爐妍』ではロースが一番人気となっています。
<生カルビ>
<ヤンニョンカルビ>
<ロース>
『火爐妍』のセットメニュー
『火爐妍』では、3種類のセットメニューが用意されています。
Aセットには
生カルビ・ロース・塩タンが付いてきて、
Bセットには
ヤンニョンカルビ・ハラミ・塩タンが、
Cセットには
ヤンニョンカルビ・ハラミ・豚三枚肉(サンギョプサル)が付いてきます。また各セットメニューには、チヂミ・味噌鍋(テンジャンチゲ)・冷麺・ご飯も付いてきます。団体さんやいろんな種類を少しずつ食べたい人にはお勧めですね。セットにも付いてくる
タンは、薄くスライスされていて焼けたらレモンを絞って食べるので、まさに日本で食べる塩タンそのものです!やはり、日本人の嗜好に合わせているのが、よくわかりますね。
<塩タン>
<ハラミ>
<ヤンニョンカルビ>
『火爐妍』のサイドメニューたち
『火爐妍』のパンチャン(おかず)たち
ここ
『火爐妍』のパンチャンの定番はキムチともやしのナムルだそうで、あとは季節によって変化するとのことです。取材に行ったときは
キムチ、
もやしのナムル、
韓国風冷奴、
ニンニクの芽と干しえびの炒め物、
チョレギサラダ、
水キムチでした。これらはおかわり自由なので遠慮なく“ト ジュセヨ”と言ってもらってくださいね!
お店のモットーは“初心忘るべからず”
いかがでしたか?ここ明洞にある『火爐妍』は、オープンして5年になりますが、21年前に社長さんが商売を始めたときからのモットーは“初心忘るべからず”だそうです。始めたときの気持ちでお客さんに接し、お客さんに喜んでもらえるように良い品を提供するのが使命だとおっしゃっていました。明洞では、10軒のお店がオープンしたら生き残るのは、たった1軒という激戦区で生き残れた秘訣は1.味、2.サービス、3.雰囲気だそうです。そういう風におっしゃるだけあって本当に三拍子ちゃんと揃っています。明洞に行かれたついでにぜひどうぞ!