大韓仏教曹渓宗の総本山 『曹渓寺(チョゲサ)』
韓国の中で最も多く信仰されているのが仏教。その中でも、最大宗派である大韓仏
教・曹渓宗(チョゲジョン)の総本山となるお寺が、曹渓寺(チョゲサ)です。寺院の敷地
内には仏教文化の一端をうかがうことができる『仏教中央博物館』もあります。
600年以上の歴史を持つ寺院として関心を持つ外国人観光客も多く訪れています。
ソウルの城郭の中にある唯一お寺
1910年に建てられた曹渓寺は昔、ソウルの城郭の中にある唯の一お寺です。
曹渓寺の『曹渓』は中国禅宗仏教の6祖である『慧能』が住んでいた山の名前であり、慧能法師は特に韓国の仏教から尊敬されるほど彼の一生と教えは絶えず研究の対象になっています。
曹渓寺の主法党である大雄殿は総本山の威厳を感じさせる風格があり、また格子模様が刻まれた大きな木造の門が印象的です。
中にある仏像は確かではないですが全羅道の道岬寺という寺から来たという説があるそうです。
仏像の以外にも後ろの壁には仏画が真中には釈迦牟尼仏、仏法を保護する四天王などがあります。
真身舎利が奉安されてある10層石塔
1914年にスリランカの僧ダルマビラが寄贈した仏陀の真身舎利が大雄殿の前にある7層石塔に奉安されてあります。
仏者たちはこの石塔を通るたびに拝をし、回りながら願いことをお祈りします。石塔の中に仏舎利があるため、御釈迦様の教えを悟り、尊敬する心を培うようにさせています。また、大雄殿の左側には鍾閣があります。
2009年 創建100年をお迎え、7層石塔を10層石塔に交替し
現在は10層石塔です。
そこには高さ154Cm、口径89Cm新羅系統と中国系統の梵鐘様式を折衷した梵鐘と法鼓、木魚などの仏教用楽器があります。庭には樹齢約4百年のエンジュの木と中国から来たと伝わる樹齢500年の天然記念物9号の白松があります。歳月を経るたびに皮が剥かれてだんだんと白くなるので白松と呼ばれています。
曹渓寺の釈迦誕生日