十数軒が立ち並ぶ奨忠洞豚足通り
約50年前、現在の奨忠洞豚足通りから少し離れたところにマンジョンビルという建物があり、そこに2軒の豚足店がオープンしてから、奨忠洞豚足通りの歴史は始まりました。またその2軒のお店は、今もなお豚足通りで営業しているというから驚きです。最初にオープンした店では当初、豚足は出さずにピンデトク(緑豆チヂミ)と餃子をメインメニューとしていました。しかし、お客さんたちの安くてお腹を満たすものが食べたいという要望に応え、お店の主人が子どものころに食べた豚足を思い出しながら作って出したのがはじまりです。。このように始まった奨忠洞の豚足は、70年代後半と80年代初めにかけて人気を博し、現在の豚足通りに豚足店が続々でき形成されたのが奨忠洞豚足通りです。
コラーゲンたっぷりの豚足をめしあがれ
日本では決して味わえない韓国独特の豚足を食べさせてくれるお店が十数軒軒を連ねている所がここ東大入口(トンデイック)駅近くの奨忠洞(ジャンチュンドン)の豚足通りです。50年代の韓国戦争以降に形成され、70年後半にどんどんお店が増えていった所です。また古くから営業しているお店は3、4軒程残っています。豚足は、漢方の素材で味を整え、そして臭みも取り、長時間ぐらぐら煮込んで柔らかくなった後、しっかり油が落ちきるまで干して置くので、さっぱりしているのです。何といっても、日本のうなぎ屋さんや焼き鳥屋さんのように、お店を開店した当時からずっと同じスープを使っていて今でも、そのスープで茹でているので昔から変わらぬ味が自慢と言うお店も多いのです。豚足には、ゼラチン質が豊富でコラーゲンもたっぷりなので、最近では美容食としても、もてはやされています。
豚足と言うとすごく脂っぽいイメージがどうしても付いてまわるのですが、韓国の豚足(チョッパル)は、とても、さっぱりした食べ物なのです。豚足といえば脂身ばかりで、肉なんかほんの少ししかないと思っている人も多いでしょうが、その脂身から油が全部落ちて残った身がいかに美味かご存知の方はどれ程いらっしゃるでしょうか?ふにゃふにゃした感触と、もちもちした感触と、こりこりした感触と、様々な食感を楽しめるのも、チョッパルの魅力の一つです。しかも、豚肉と相性がよく、肉の消化を助けるという「アミの塩辛」を添えて、サンチュにくるんで食べるのも最高です。また、豚足を食べたら暫くの間は、お肌がぷりぷりになりますよ。韓国に着たら是非試してみてください。