韓国オリジナルのミュージカル
文化体育観光部傘下の貞洞劇場は、韓国初の近代式劇場であった「円覚社(ウォンカ
クサ)」の
復元を設立趣旨として1995年に建立され、「円覚社」が守ってきた伝統芸術の熱情を
継承するた
めに1997年から韓国伝統公演の<伝統芸術舞台>を年中公演しています
韓国伝統芸術の最高の歌・舞・楽が1ヶ所で鑑賞できる今回の舞台は、国内外の有名
人から外
国人観光客まで最高の名品伝統公演として数えられています。
チョンドン劇場「MISO 美笑(ミソ)」
最も韓国的な美しさをこめた公演を舞台で繰り広げて韓国人は言うまでもなく多様な国々の観客たちの胸に韓国の愛と興を伝達して私たちの生活をより幸せな美笑
2010「 MISO美笑(ミソ)」春香恋歌のスト-リ-
韓国の古典小説「春香伝」を基にして作られた「美笑(ミソ)」春香恋歌は春香と夢龍の素晴らしい純愛の恋物語だ。
古来、端午の節句には村の平安と村人たちの健康を祈願する祝願グクが催され、村の若い男女はぶらんこに乗り、シルム遊びをして若い熱気がみなぎる春の饗宴を繰り広げた。
春香とヒャンダン、夢龍とバンジャも祝祭に混じって端午の遊びを楽しむのに余念がない。シルム大会に参加して堂々とした体を自慢する夢龍を見た春香は心がときめき、ぶらんこに乗っている春香の姿を見た夢龍の目は春香に釘付けになる。この時、村に新しく赴任してきたサット(地方官:訳注)のビョン・ハクトもまた春香の姿に一目ぼれして人知れず恋情を持つようになる。三人の運命のような出会いと葛藤が芽生え始める。
端午の日の夕方、春香とヒャンダンは村の乙女たちと三々五々群れになって水遊びをして戻ってくる途中夢龍と出会う。再会した二人はいつの間にか恋心が芽生えて愛を交し合う。
ところがこの愛も束の間、夢龍は科挙の試験を受けるために春香と長い別れをしなければならなくなり、愛のしるしとして春香は自分のノリゲ(髪飾りのリボン:訳注)を解いて夢龍に手渡す。夢龍の成功を祈る春香の心と愛する春香をおいて旅立っていく夢龍の離別の後にはビョン・ハクトの残忍な暴政が待ち受けている。
夢龍が発った後、ビョン・ハクトは自分の権力を利用してあらゆる手を使って春香の愛を得ようとする。しかし、夢龍に対する春香の愛は一筋で変わる事がない。ビョン・ハクトは自分がおくった愛のしるしを春香が拒否すると彼女を牢獄に入れて苦しめる。
科挙の試験に及第した夢龍は暗行御史となって身分を隠し、変装して南原にまた戻ってくる。村で汚職官吏たちがビョン・ハクトの就任の祝いに浮かれているのに乗じて夢龍は汚職官吏たちが村人たちを苦しめている様子と、研ぎ澄ました刀を手にした斬首刑の執行人が春香を斬首しようとする場を目撃する。その瞬間、「暗行御史だ」と大声で叫びながら夢龍の一行が現れ、ビョン・ハクトと汚職官吏たちを捕縛する。
暗行御史は春香に愛のしるしであるノリゲを手渡すと、春香は暗行御史が愛する夢龍であることが分かり、二人は愛の再会を果たす。春香と夢龍は結婚式を挙げて偕老を誓い、幸せな微笑を満面に浮かべ、ありとある逆境を乗り越えた愛が実る。