公州の宋山里古墳群において1971年に発見された王陵、武寧王陵。
1971年7月7日から同年10月28日まで順序掛かって発掘されたとしてその全貌が
明らかになった。宋山里第5,6号分と互いに封土を接している。墳丘は直径約20mの
円形プレーンを持ち墓室の床面で墳頂まで7,7mだ。墓は蓮華文塼・文字塼等で積も
った單室墓で平面4,2×2,72mの大きさで北に軸線を置く。天井の床面からの最高
値は2,93mだ。壁には第6号分と同じ形小龕とその下に連子窓の形になったものを
北側の壁に一個、西側に各々二個を造り龕内には灯盞が入っている。出土された遺
物はペクジェ古墳として前例が無いほど豊かで華麗だ。
墳百済時代を学べる